
記事の内容
初心者のパソコン選びのポイントはCPUかメモリーかお勧めは?
パソコンを選ぶときには価格は勿論ですが他にも重要なものがあります、CPUとメモリーなどのポイントに気を付けて選びましょう。
ポイント1「CPU」はパソコンの頭脳
CPUはデーターの処理速度に大きく影響します、用途に合わせて選びましょう。
インターネットの閲覧や文書作成だけならば「Atom」「Celeron」でも十分
長期使いたいときや画像や動画を閲覧・編集したい場合インテルの「Core」シリーズがお勧め
ポイント2「メモリー」はCPUの強い味方
メモリーははウインドウやタブをたくさん開いたり大きな写真や書類などのデータを扱うときにCPUを手助けしてくれます。
ホームページ閲覧や動画サイトなどの閲覧だけであれば4GB、資料作成や写真、音楽をパソコンで楽しむ場合は8GB、画像、動画編集やゲームを楽しみたいときは16GBのモデルがお勧めです。
使うソフトで容量が異なるので確認が必要です。
ポイント3「ストレージ」はどれだけ保存するかによる
ストレージはパソコンに保存できる容量HDDとSSDがあります。
HDD(ハードディスク)の構造はデータを記憶するプラッタ(磁性体が塗られた円盤)が複数枚入っていて磁気ヘッドで読み書きする、プラッタは高速で回転するので衝撃が加わるとヘッドと接触してしまう。
HDDの利点:保存データ量が多い、容量対費用では安くなる
HDDの弱点:衝撃に弱い、消費電力が比較的大きい
SSD(ソリッドステートドライブ)は半導体素子を使った記憶媒体でデーターの読み込みが速くなりパソコンの起動やコピーなど全般的に処理速度が速くなっています。
SSDの利点:衝撃に強い、発熱、消費電力が少ない。
読み書きの速度が非常に速い。
作動音が非常に少ない。
HDDよりサイズが小さく軽い
形状が様々PCの小型化に寄与している。
SSDの弱点:容量が少ない。
容量対費用ではHDDに敵わない。
突然故障して読み書きができなくなることがある、データの復旧が困難
その他のポイント
office(オフィスソフト)ワードやエクセルを使う人は後から買うよりもお得なので、最初から「office付」のパソコンがお勧めです。
ネットを見たいだけなら格安ノートパソコンもあります。
CPUとは何か
CPU(中央演算処理装置)とはCentral Prcessing Unit(セントラル・プロセッシング・ユニット)の略でメモリーやハードディスクと並んでコンピューターを構成するデバイスで人間で「頭脳」に当たるところでパソコンには必ず搭載されているもの、別名プロセッサーと呼ばれています。
基本的な性能の見方
コンピューターのCPUを調べる方法は機種によって違いはありますが「マイコンピュータ」を右クリック「プロパティ」から「システム」「プロセッサー」の所に表示されています。
設定からデバイスの仕様のプロセッサーを見ることもできます。
「Intel Corei7 6700 K Box CPU」このような表示がある場合各区分ごと意味を見る
Intel:メーカー名を表します(インテル)
Corei7:CPUの種類を表します。Inter(インテル)社が開発したCPUのことi3、i5、i7数字が増えれば上位機種になります。
6700:型番を表します。
K:記号
Box:リテール品を表します(ほかにバルク品という言葉があります)
CPUの種類にはどんなのがある
Atom Celeron
廉価版モデルとして「Atom」「Celeron」といったCPUも存在する、これらはエントリーモデルのパソコンやノートパソコンに搭載される。
Coreシリーズ
Core i シリーズはインテルが2008年から販売を開始したもので2017年に発表したモデルが第8世代と呼ばれるものです。
Coreシリーズの特徴はCPUのグレードが上がる毎に「コア数」「スレッド数」が増えて処理能力が格段に向上する点です。
「コア」とは実際に演算処理をするところでコア数が増えれば簡単に処理できる仕事量も増える、コア数が増えれば作業を分担して行うのでその分早くなる仕組み。
「コア」が2つあるものを「デュアルコア」、4つあるものを「クアッドコア」という
「スレッド」とは一つのコアが担当してできる仕事量でこの数も大きければ担当する仕事量も増える仕組み。
Corei3は「2つのコアと4つのスレッド」Corei5は「4つのコアと4つのスレッド」Corei7は4つのコアと8つのスレッド」が基本となりその中でも仕様が異なります、Corei7の最上級モデルは「10個のコアと20のスレッド」になります。
性能が良くなると価格も高くなり最上級モデルは業者用やクリエイター用に使用されることがほとんどです。
CPUはインテルだけ?
AMD社が2017年に開発したRyzenシリーズ、パソコン業界に新風を巻き起こしたそうです。
その理由が「4コア4スレッド」モデル「Ryzen 3 1300X」が販売価格1万円後半という安さで販売されたためです。
Ryzenシリーズもインテル社と同じく「AMD Ryzen3・5・7」とグレード毎に販売されています、いずれものモデルもコストパフォーマンスが良く、AMD社のCPUはグラフィック機能を内蔵し画像処理能力が高いと評判で映像にこだわったユーザーにとって新たな選択肢になります。
CPUを選ぶポイント
パソコンを選ぶときにCPUの性能を重視すれば動作や作業はスムーズにいきますが、CPUの性能が高ければおのずと値段が高くなります。
CPUはパソコンを構成する一つ、他にもハードディスクの容量やメモリー、OSなどといったものを考えるのも重要です。
そのためにはパソコンを購入する際に「パソコンで何をする?」「使い方はどのようにする」などの使用目的を明確にする必要があります、高性能CPUは値段だけでなく消費電力や発熱量も大きくなるのでその辺も参考にしましょう。
Corei3は日常的に文書作成や表計算、メールの利用やインターネットを使用する程度
Corei5は動画を編集したり画像の編集、パソコンゲームを楽しみたい方
Corei7は高画質で安定した環境でゲームを楽しみたい方
Coreシリーズにi9モデルが出る
CPUでは第9世代といわれているもの、ゲームの世界でよりリアルな世界を再現するためにあるようなもの、このCorei9は5モデルでアメリカの価格で999ドルから1999ドルで最下級で12コア24スレッド、最上級で18コア36スレッド。
メモリーとは何なのか
メモリーとはデータを記憶する部品でメモリーは大きく分けてRAMとROMがあります。
RAM(ラム)読み書き専用、ROM(ロム)読み出し専用で一般的にメモリーを言うときはRAM(ラム)を言います。
パソコンのメモリーを確認するには「マイコンピューター」右クリック「プロパティ」実装メモリーの項目です。
メモリーの容量が多いほどパソコンは沢山のソフトを動かしたりした時でも安定して動作します。使用中のメモリーが不足してくるとパソコンはメモリーに記憶できない分をHDDやSSDに書き込んで補おうとしますこれにより動作が遅く不安定になります。
メモリーは容量があればたくさんのソフトを動かしたり長時間動作する時でも快適に使い続けられます。
今現在の主流になっているのが「DDDR4」でDDDR3に変わる次世代型のメモリー、内部構造を改良し2倍の速度でデーターを送受信します、省電力化も進みメモリーの最大容量もアップしエラーチェック機能も強化されました。
動画や画像などでよく使用するという方は8GB・16GBなどを、日常的に仕事で使っていても4GBでも問題はないでしょう。
お勧めのパソコン
お勧めノートパソコン
ASUS L406SAーS43060W
最大15時間の稼働が可能なバッテリーを搭載し、14型の液晶大画面で本体重量が約1.3kgの軽量で快適に持ち運べる。
ASUS E203MAシリーズ E203MAー4000w
画面が11.6型と小柄ではあるが最長約14時間駆動するバッテリーを搭載し、大画面テレビに接続できるHDMI出力ポートを持ち、上下どちらの方向から挿しても使用できるUSB3.1ポートやUSB3ポートを搭載しているため様々なシーンで活躍する。
モバイルノートパソコン
NEC LAVIE Hybrid ZERO PC-HZ550GAS
1kgを切る831gという圧倒的な軽さと焼く10時間を誇るバッテリー駆動時間でいつでもどこでも快適に使用できるCorei5を搭載しているのでインターネットはもちろん資料作成や画像編集も楽々
東芝dynabook Vシリーズ PV82FLP-NEA
ノートパソコンの老舗東芝から販売されているdynabook Vシリーズ軽さは1㎏ちょい、画面を反転するとタブレットとしても使用できメインとしても使える高性能と軽さを兼ね備えたモバイルノートパソコン
デスクトップパソコン
HP All in one22-c0018ip スタンダードモデル
画面サイズ:21.5インチ メモリー:8GB ストレージ容量:HDD2TB
OS:Windows10 Home 64bit
CPU:Corei5 8400T コア数:6 CPU周波数:1.7GHZ
Lenovo AIO 520フルHD液晶 FODT0014JP
画面サイズ:21.5インチ メモリー:8GB ストレージ容量:HDD1TB
OS:Windows10 Home 64bit
CPU:Corei5 8400T コア数6コア CPU周波数:1.7GHZ
ASUS Vivo V222UBK -15MX110
画面サイズ:21.5インチ メモリー:8GB ストレージ容量:HDD1TB SSD128GB
OS:Windows10 Home 64bit
CPU:Corei5 8250U コア数:4コア CPU周波数:1.6GHZ
リテール品とバルク品とは何?
先に書きましたリテール品とバルク品について少し説明します、これは自分でパソコンを作るような人が関係すると思いますが参考までに。
リテール品とは何か
メーカーがメーカー保証書、説明書、添付CDなどを付属して一般ユーザーに販売する正規品(ボックス品、パッケージ品ともいう)
特徴とメリット
- 一般ユーザー向け
- バルク品より価格が高い
- パッケージ、包装がしっかりしている
- 部品に関連するソフトが添付している
- 保証期間が長い(1年から3年)
リテール品の主な部品
- パソコンケース
- 電源
- CPU
- グラフィックボード
- SSD
バルク品とは何?
パソコンメーカー等で過剰在庫になったパーツや使われなくなったパーツがショップなどに流通して販売されたもの。
特徴とメリット
- 元はパソコンメーカー向け
- 価格は安い
- パッケージや放送が簡素化されている
- 保証期間が短い
- 主にパソコンパーツ店
- 専門店で売られている
バルク品の主な部品
- ハードディスク
- メモリー
- 光学ドライブ
- カードリーダー
リテール品とバルク品がある部品
- ハードディスク
- メモリー
- 光学ドライブ
- カードリーダー
このようなものがあります、参考程度に。
初心者のパソコン選びのポイントはCPUかメモリーかお勧めは?
パソコンの頭脳のCPU、メモリー、保存できる容量、などとともに自分の仕事内容と資金を考慮して選びましょう、あまり安価な物で作動が安定しないで作業が出来なくなっても損ですし、高価なものが自分の仕事内容に十分かということも出てきます。
自分が今後どのような仕事になるのかを十分考慮して決定していきましょう。